根っ子学
藤井 薫
株式会社 大和製作所 創業者/「根っ子学」提唱者
自らの承継経験から、渡す側の葛藤を扱います
1948年 香川県坂出市生まれ。川崎重工業で、ファントム戦闘機のライセンス導入と20万トンオイルタンカーの設計に携わりました。数字で確認する。図面に落とす。複雑なものを、誰にでも分かるようにする。そして、再現できる仕組みにする。技術者としての土台は、ここでできました。
27歳で独立。退職金は9万円、長男は生後4か月、最初の3か月は仕事が一本も来ませんでした。そこから製麺機を開発し、作り、売り、市場を開拓します。良い製品を作るだけでは売れないことを知って早くからデジタルマーケティングに取り組み、料理人の「勘」だった重量・水分量・温度・時間・濃度までを数値にした「Digital Cooking」を生みました。香川県にいながら国内市場を広くカバーし、さらに海外へ広げ、製麺機メーカーをゼロから業界トップへ育てました。
2025年4月、長男に大和製作所の経営を託しました。渡してみて、初めて分かったことがあります。息子には「もっと責任感を持て」と言い続けながら、最後の責任は自分が握っていた ── 経営の問題は解いてきたのに、承継だけは、同じやり方では進みませんでした。その理由を突き止め、体系にしたものが「根っ子学」です。いまは経営に口を出さず、その代わりに家族全員で「家族根っ子会議」を続けています。
- 2025年4月、長男へ大和製作所の経営を承継。自身も渡す側として承継を経験
- 旭日単光章(令和5年 秋の叙勲)
- 小型製麺機で国内シェアNo.1・約40%/売上の6割が海外
- 大和麺学校の累計卒業生 5,754名(2024年3月時点)
- 著書10冊超/カンブリア宮殿(2013年)ほかTV出演多数
- 2026年8月 実践経営学会にて論文発表
藤井薫の物語を読む ── 創業から、自身の承継まで。なぜ「人」や「根っ子」に行き着いたのかを、本人が4つの章に書いています。
第二創業の設計/AI活用支援
青峰 隆
後継者の「やりたいこと」を、事業の形にします
受け取る側の立場から、次の柱をつくります
物理学を専攻し、プログラマーとしてキャリアを始めました。SE・PM・CTOとして、システムの構想から設計・開発・運用・事業化まで一通り経験し、ITの現場に20年関わっています。2012年、英語力ゼロでマレーシア・シンガポールへ渡って起業。現地での立ち上げから法人の運営までを自分で担い、2017年に帰国しました。
帰国後は、経営者・個人事業主からの相談を1,000件以上受けてきました。多いのは「数字は出ているのに、次の一手が澄んでこない」という相談です。先代のやり方がまだ残っている中で、後継者が「では、これから何をするのか」を決めきれずにいる ── その場面に何度も立ち会ってきました。
数字とスキームの話に寄りすぎず、ご本人の言葉が出てくるところまで待つことを大事にしています。出てきた言葉を事業の形にし、AI・ITの実装まで一貫して担当します。いまも、代が替わったばかりの会社でAI活用の設計に入っています。
Yahoo!ニュース掲載、テレビ東京「未来世紀ジパング」コーディネーター、ANA STORE 寄稿。
- ITの現場に20年。プログラマーからSE・PM・CTOまで、システムの構想・設計・開発・運用・事業化を一通り経験(Webサイト制作は200超に関与)
- 2012年、マレーシア・シンガポールで3社を起業。CTO、代表を務める。ジョホールバル初の日本食フードコート「ジャパンストリート」の立ち上げをはじめ、教育移住・海外進出支援・華僑系とのビジネス共創に携わる
- 2017年の帰国以降、経営者・個人事業主を中心に事業・人生の相談を1,000件超。業種は60を超える(IT/飲食・卸/地域事業者 ほか)
- 法人顧問先の売上が半年で3倍/IT企業で実働時間を半分以下にしながら売上向上/地域事業者が1ヶ月で市との共同プロジェクトを組成
- 当研究所の現在地診断(10の問い/第二創業診断)を実装
記載の事例は個別のものであり、同じ結果をお約束するものではありません。