日本承継成長研究所

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承継を、研究と実務の
両方から扱っています。

承継を語る立場ではなく、自分で承継をやり切った側として、席にいます。
渡した経験と、これから伸ばす設計。その二つを、同じ席に置いています。

研究所の概要

日本承継成長研究所

承継を「終わり」ではなく「始まり」として扱うために、経営者の内側にあるものを見える形にする研究と、その現場での実務をあわせて行っています。

名称日本承継成長研究所
英文名Japan Succession Growth Institute
掲げていること承継を、次の成長の入口に。
Turning Succession into the Next Stage of Growth.
取り組んでいること ・事業承継と、その後の成長(第二創業)についての研究
・経営者・後継者に対する伴走支援(1+3ヶ月)
・承継の現在地を測る診断の開発と提供
・税理士・公認会計士の先生方との連携
担当 藤井 薫(根っ子学・株式会社 大和製作所 創業者)
青峰 隆(第二創業の設計・AI活用支援)
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ご一緒する二人

渡す側の世代と、受け取る側の世代。
どちらの言葉も、同じ席にあります。

60代の社長に若い側だけで話すと、話が届かないことがあります。両方の世代がその場にいるからこそ、双方が歩み寄れます。

藤井 薫

根っ子学

藤井 薫

株式会社 大和製作所 創業者/「根っ子学」提唱者

自らの承継経験から、渡す側の葛藤を扱います

1948年 香川県坂出市生まれ。川崎重工業で、ファントム戦闘機のライセンス導入と20万トンオイルタンカーの設計に携わりました。数字で確認する。図面に落とす。複雑なものを、誰にでも分かるようにする。そして、再現できる仕組みにする。技術者としての土台は、ここでできました。

27歳で独立。退職金は9万円、長男は生後4か月、最初の3か月は仕事が一本も来ませんでした。そこから製麺機を開発し、作り、売り、市場を開拓します。良い製品を作るだけでは売れないことを知って早くからデジタルマーケティングに取り組み、料理人の「勘」だった重量・水分量・温度・時間・濃度までを数値にした「Digital Cooking」を生みました。香川県にいながら国内市場を広くカバーし、さらに海外へ広げ、製麺機メーカーをゼロから業界トップへ育てました。

2025年4月、長男に大和製作所の経営を託しました。渡してみて、初めて分かったことがあります。息子には「もっと責任感を持て」と言い続けながら、最後の責任は自分が握っていた ── 経営の問題は解いてきたのに、承継だけは、同じやり方では進みませんでした。その理由を突き止め、体系にしたものが「根っ子学」です。いまは経営に口を出さず、その代わりに家族全員で「家族根っ子会議」を続けています。

  • 2025年4月、長男へ大和製作所の経営を承継。自身も渡す側として承継を経験
  • 旭日単光章(令和5年 秋の叙勲)
  • 小型製麺機で国内シェアNo.1・約40%/売上の6割が海外
  • 大和麺学校の累計卒業生 5,754名(2024年3月時点)
  • 著書10冊超/カンブリア宮殿(2013年)ほかTV出演多数
  • 2026年8月 実践経営学会にて論文発表

藤井薫の物語を読む ── 創業から、自身の承継まで。なぜ「人」や「根っ子」に行き着いたのかを、本人が4つの章に書いています。

青峰 隆

第二創業の設計/AI活用支援

青峰 隆

後継者の「やりたいこと」を、事業の形にします

受け取る側の立場から、次の柱をつくります

物理学を専攻し、プログラマーとしてキャリアを始めました。SE・PM・CTOとして、システムの構想から設計・開発・運用・事業化まで一通り経験し、ITの現場に20年関わっています。2012年、英語力ゼロでマレーシア・シンガポールへ渡って起業。現地での立ち上げから法人の運営までを自分で担い、2017年に帰国しました。

帰国後は、経営者・個人事業主からの相談を1,000件以上受けてきました。多いのは「数字は出ているのに、次の一手が澄んでこない」という相談です。先代のやり方がまだ残っている中で、後継者が「では、これから何をするのか」を決めきれずにいる ── その場面に何度も立ち会ってきました。

数字とスキームの話に寄りすぎず、ご本人の言葉が出てくるところまで待つことを大事にしています。出てきた言葉を事業の形にし、AI・ITの実装まで一貫して担当します。いまも、代が替わったばかりの会社でAI活用の設計に入っています。

Yahoo!ニュース掲載、テレビ東京「未来世紀ジパング」コーディネーター、ANA STORE 寄稿。

  • ITの現場に20年。プログラマーからSE・PM・CTOまで、システムの構想・設計・開発・運用・事業化を一通り経験(Webサイト制作は200超に関与)
  • 2012年、マレーシア・シンガポールで3社を起業。CTO、代表を務める。ジョホールバル初の日本食フードコート「ジャパンストリート」の立ち上げをはじめ、教育移住・海外進出支援・華僑系とのビジネス共創に携わる
  • 2017年の帰国以降、経営者・個人事業主を中心に事業・人生の相談を1,000件超。業種は60を超える(IT/飲食・卸/地域事業者 ほか)
  • 法人顧問先の売上が半年で3倍/IT企業で実働時間を半分以下にしながら売上向上/地域事業者が1ヶ月で市との共同プロジェクトを組成
  • 当研究所の現在地診断(10の問い/第二創業診断)を実装

記載の事例は個別のものであり、同じ結果をお約束するものではありません。

役割は、はっきり分かれています

藤井は過去から今までを扱います。根っ子診断、家族の根っ子会議、戦略と数字の裏づけ。青峰はこれからを扱います。第二創業の設計、AI・ITの実装、後継者の言語化。先代には藤井が、後継者には青峰が、それぞれの側から入ります。

研究の活動

2026年8月、実践経営学会で発表しました。

演題は「根っ子学による経営者の潜在意識の可視化 ── デジタル化: 事業承継への応用を中心に」。創業者の内側にあるものを、後継者へ渡せる形に整えるための研究です。

2026年8月30日、実践経営学会で発表する藤井薫。
2026年8月30日(日)実践経営学会 第69回全国大会にて。

研究として扱っていること

  • 創業者の内面を類型で捉え、承継できる形にする方法
  • その可視化を、診断としてデジタル化する設計
  • 承継後の成長(第二創業)と、社内の信認との関係
  • 公的統計(中小企業白書・日本政策金融公庫)の一次資料の読み直し

研究の中身は研究ノートで公開しています。

木は、実を残す。人は、根っ子を残す。

目指しているのは、子孫の永い繁栄です。残すのは、財産や会社に加えて——次の世代が自分の根っ子で考え、価値を受け継ぎながら方法を更新できる土壌です。
(2026年8月 実践経営学会 発表論文「根っ子学」結語より)

これから

日本の長寿企業から、
世界の承継へ。

創業100年を超える企業は、日本に 33,076 社。世界の100年企業の 41.3% が日本にあります(2位の米国は24.4%)。200年を超える企業では、世界の 65% が日本です。私たちは、承継を専門に扱う場所を日本に創り、世界企業の承継までを見据えた活動をしています。

出典:日経BPコンサルティング 周年事業ラボ「世界の長寿企業ランキング」(2020年4月6日発表/2019年10月時点。帝国データバンクおよびビューロー・ヴァン・ダイク社 Orbis 企業情報による)

いま

研究と実務を、同時に進める

学会で発表した理論を、現場で使いながら磨いています。

次に

事例を積み上げる

承継の先で何が起きたのかを、一社ずつ記録に残します。

その先

金融機関とご一緒する

承継の先の成長を、数字で見えるようにしていきます。

さらに

海外へ

海外のファミリービジネス研究者との共同研究を進めます。

私たちの姿勢

それぞれが自分の根っ子に気づき、自分で次の道を選ぶ。

ここが合うかどうかで、ご一緒する時間の意味が変わります。

変わるかどうかを決めるのは、ご本人です

私たちがするのは、それぞれが自分の根っ子に気づける場をつくるところまでです。気づいた方から、ご自分で次の道を選んでいかれます。この形がいちばん深く、いちばん長く続きます。

創業者にも後継者にも、それぞれの正しさがあります

会社を守り抜いた側の理屈と、これから背負う側の理屈。その両方をそのまま同じ席に置き、見えるようにします。どちらを選ぶかは、お二人が決められます。

お一人ずつ、別々にうかがいます

先代・後継者・ご家族・幹部の方から、それぞれ個別にお話をうかがいます。同じ会社を見ていても、見えている景色は必ず違います。その差そのものが、承継の現在地です。